カードローンの種類と特徴について

この記事ではカードローン初心者に向けてカードローンの種類を解説していきます。
実は、カードローンには大きく分類すると3つの種類があります。これを総称してカードローンと呼んでいますが、大多数の方は知らずにご利用していると思います。
また、お金を借りる会社を消費者金融、待金、サラ金といった色々な呼び方があって混乱してしまう方も多いでしょうが、厳密に言えばそれぞれ少しずつ違いがあります。
今回は、カードローンの3つの種類について解説をしていきたいと思います。
消費者金融
まず、最初に消費者金融について解説をしていきたいと思います。元々、お金を民間会社から借りる始まりは消費者金融から始まったといっても過言ではありません。
歴史はとても長く1960年に現在のアコムを皮切りに消費者金融がスタートしました。
以前は、待金、サラ金と呼ばれる事もあり少々世の中のイメージがネガティブなものでしたが、現在はそのイメージも大きく変わり、大勢の方々から利用されるまでになりました。
特徴
特徴としては、一言で言うと利用しやすい点です。
具体的には、審査がスムーズでお金を借りるまでの時間が早い事や、お金を借りる際に郵送物を受け取らずに借りる事が出来たりします。
また、会社によって異なりますが無利息期間を設定していたり、返済時になんとポイントが付与されるといったお得な独自キャンペーンを行っている事も少なくありません。
代表的なサービスの紹介
代表的な消費者金融としては、アコム、プロミス、レイクALSA、SMBCモビット、アイフルといったテレビCMや屋外広告などでも目にする大手企業です。
他にも地域を限定してサービスを提供している中小の消費者金融も多くあります。
メリット
メリットとしては、特徴でも書きましたが、借入までのスピードが早い事。郵送物も届かず年収証明書などの提出も原則不要であるため、誰にもバレずに借りられるという事です。
また、各社独自のキャンペーンを行っているため、とにかくお得にお金を借りられるという事も大きいです。
多くの方々が最初にお金を借りる際には消費者金融を利用されています。
デメリット
一方デメリットとしては、銀行が行っている銀行カードローンに比べるとわずかですが金利が高いという事。そして会社によっては限度額が少ないという事です。
しかし、消費者金融も以前とは違い法律で厳しく金利が設定されているため、そこまで気にする必要は無いかもしれません。
また、金利はどうしても借りる人の信用情報や借入額によっても異なるため一概に高いとは言いづらいです。
そのため、銀行カードローンに比べればわずかに高いというぐらいに考えて頂ければ良いと思います。
また、限度額についても多くの利用者にとってはデメリットとはならないかもしれません。アコムやSMBCモビットでは最大限度額が800万円に設定されています。プロミスでも500万円です。
たしかにそれ以上借り入れを必要としている方にとっては少々不便を感じるかもしれません。ですが、大抵の場合800万円の限度額で収まるのではないでしょうか。
総合的に見ても、デメリットよりもメリットが大きいため初めてカードローンを利用される方や、追加で借りる方もよほどの理由が無い限りは消費者金融のカードローンの方がお得だと思います。
銀行カードローン
特徴
銀行カードローンは、主に銀行がサービス提供をしているカードローンです。特徴は、銀行がサービス提供しているため、少々審査が厳しい傾向にあり、審査や借り入れまでの時間が長い事があげられます。
代表的なサービスの紹介
これは、現在メガバンクを筆頭にほとんどの銀行が提供していると言っても良いです。三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそなといった大手メガバンクから始まり、地方銀行までもが最近になってはカードローンを提供しています。
メリット
大きくは2つあり、金利が比較的安い傾向にある事。そして限度額が高い傾向にあるという事です。
ただ、前述させて頂いた通り金利や限度額は個人の信用情報や借入額に左右される部分が大きいです。
確実に金利が安く大きな金額が借りられるという事ではありませんのでご注意してください。
あくまでも、比較的金利が低く限度額が高いぐらいに思っておいた方が良いと思います。
デメリット
デメリットはやはり審査や融資スピードです。審査が厳しい傾向にあるため、それによって審査や借り入れまでの時間が長い傾向にあります。基本的にどの銀行カードローンも当日中には借りることが難しいです。
もし、急ぎで借り入れをしたいという方ならやはり消費者金融を利用した方が良いと思います。また、消費者金融のような無利息キャンペーンを行っている会社は多くはありません。
信販系
こちらは、あまり馴染みが無いかもしれませんが信販会社が行っているカードローンです。
大雑把に説明すると、クレジットカードを発行しているような会社というイメージを持って頂ければ良いと思います。
消費者金融、銀行に比べると数は多くありませんが、近年個人向けのカードローンを提供している会社は増えてきています。
因みに、JCBやVISAといった国際ブランドではなく、クレジットカード自体を発行している会社になりますので、勘違いしなようにしましょう。
特徴
消費者金融や銀行と違い数が少なく、宣伝も積極的に行われていない事もありカードによって特徴がバラつきがある印象です。
ただ、強いて言えば比較的融資の限度額が高いという事と融資までに時間がかかる傾向にあるというのが特徴です。
代表的なサービスの紹介
オリックスのVIPローンカードや三井住友カード カードローンが比較的有名です。三井住友カードはクレジットカードでは知名度がありますが、カードローンについては、やはり宣伝が積極的に行われていないためか、知らない方も多い事と思います。
メリット
特徴でもあげたように、比較的限度額が高いという事になります。
デメリット
審査までの時間が長いという事が主なデメリットとなります。また、信販会社が提供するカードローン自体が少ないため、情報があまり多く無い事もデメリットになってしまうかもしれません。
まとめ
消費者金融、銀行、信販会社と大きく3分類で解説をさせて頂きましたが、少しは理解頂けましたか?
正直なところ、金利や限度額については個人の信用情報や借り入れ金額によって左右されてしまう事が大きいです。
そのため、特に強い希望が無ければ、無利息期間や独自キャンペーンを行い、郵送物なども無く審査自体も素早く行ってくれる消費者金融のカードローンが無難かもしれません。